文字に起こすこと、たるや

iPod touch と仲良くし始めてからだいたいこれで4週目です。
アップルの製品っていいですね、持っているだけでスタイリッシュに見える気がします。
あとは些細な空き時間に小説のネタを Evernote で書いたり振り返ったりだとかできます。
ネットも軽快にできるし音楽も聴きやすいし言うことないです。
本当にいい買い物をしたと思っています。

と、言いつつ今回はどちらかというと touch をいじり倒す話ではありません。
確かにアプリはいろいろ試行錯誤しています、が、直接の話ではなく。
昨今、記録を取るということをより身近にできた気がしています。
先述の Evernote の使い方を始めてみた結果、むしろ手帳のよさを認識し始めています。
こういうのを原点回帰と言ったりするのでしょうか。何か居心地がいいんですよね。

電子化されたデータって、スタイリッシュですよね。況やアップル製品に於いてをや。
揺れる電車の中でも綺麗に文字を打てるしデザインも崩さない。
電子化に浸ろうとしたとき、逆にそうではない自分の拙い字が恋しくなる気がしました。
当然これは自分自身の字が好きだということもある気がします。
しかしそれ以上に、電子情報に無いような味わいとか言ったものが心に響きます。
データ化された文書は製品またはレポート、対して手書きの文字は自分の思考の足跡を見ているようです。
自分の歩いてきた、必ずしも美しくない過程というのは、何かいとおしいものがあります。
それで付箋や、今年のものよりも少し大きい手帳を購入してみたりしてます。
最近短期記憶力が顕著に下がっている気がするので、それも兼ねて手を動かした記録癖を付けたいこの頃です。

そんなわけで年の瀬も迫ってこようかとしていますので、紙の手帳をどうやって使おうかと試行錯誤中です。
日記をつけようとしたものの続かないこともありましたが、今ならどうでしょうか。
長い手記をつけようとするから悪いのであって……云々。
しっかりした文を書くと凝り始める癖があるので、短めのことならば続けられるのかもしれません。
ともかく、情報の記録と仲良くなることを目指しています。