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くーぷら
感傷に浸るための物書き擬きが綴り置いたもの
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 ここ3年くらいで我が町はかなり変わりました。
 便利になりました。ぼさぼさの荒れ果てたものが無くなり、手に入れたいものがより手に入れやすくなりました。
 それから駐車スペースが増えました。デザインが良くなりました。
 目に鮮やかになりました。
 つまるところアスファルトが増えました。
 この町も「田舎」から「都市」になってきたのかなーとしみじみ思います。

 今日、隣町まで祭りに行きました。
 久々に電車に乗ってがたんごとんと。約15分ほどです。
 でもたった15分で、隣町の駅を出た途端に気づくのは影が落ちた町に着く事になるのです。
 曇り空と、ビルの陰に生える暗闇と、色褪せた印象の景色。
 今こそここには住んでいませんが毎年2回来る場所です。
 こんな温度差があるとは思っていませんでした。なんだか時代に取り残されたようで心が痛みます。

 日本が急成長するとともに、都市と地方のコントラストがはっきりしていきました。
 過疎化・過密化等の問題が露呈していることは今や常識なのかもしれません。
 しかし、都市の中でもコントラストは生まれていくものなのです。
 時代から取り残された町――虚構の世界ではありえそうなものですが、実際体感するといたたまれません。
 僕が仮に東京で生活することになり都会の色に染まってから再び見たら……。
 果たしてその時の姿を直視できるのでしょうか。
 現代の陰を見てしまったようでちょっと胸がいっぱいになりました。
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誕生日:
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